005:Reverbnation - 便利アプリも提供する独立系ミュージシャン向け総合音楽配信サイト
ケーススタディ#005:Reverbnation
公式サイト:http://www.reverbnation.com
タイプ:マルチプラットフォーム型
アーティスト登録方式:自主登録型
解説動画:
Reverbnationとは
- Reverbnationはミュージシャンの活動を総合的に支える多機能型プラットフォームである。
- Myspaceと同類の趣旨のインターフェースになっていて、アーティスト自身の楽曲やニュースを多方面に発信することができる。
- ソーシャルメディアとの連携もできる他、多数の機能(無料・有料)が備わっているため多くのアーティストが利用している。
各種機能:
Reverbnationには多数の機能が存在していて、アーティストが積極的に発信できるようになっている。
【モバイルApp】(有料)
【デジタル音楽配信】(有料)
- iTunesなどの主要音楽サイトでデジタルダウンロード配信を行うことができる。
- Essential - 34.95ドルで30+のサイトに登録できる
- Pro - 59.95ドルで40+のサイトに登録できる
【プレスキット】(有料)
- 月額5.95ドルでライブ主催側へのプレゼンテーションを目的としたプレスキットと呼ばれるオンラインポートフォリオを作ることができる
- そこではアーティストの写真、ビデオや音楽のダウンロードができる基本機能が付いている。
- その他にもソーシャルメディアへのリンク、スケジュールの表示、アーティストのデータなどが表示できる。
- フェスなどのライブを主催する側が採用するアーティストを判断しやすくするために用意された機能だ。
【メガソングストレージ】(有料)
- 長い曲やより音質の良い楽曲ファイルをアップロードしたい場合、年間29.95ドルで通常の8MB/曲リミットを100MBにまで増やすことができる。
[メールマガジン】(無料・有料)
- ファンに画像を用いるタイプのコンテンツリッチなメールマガジンを送ることができる
- 無料版 - 500名まで
- 有料版 - 読者数の制限がなくなる
【サイトビルダー】(有料)
- 月額17.95で多機能型公式サイトを数クリックで立ち上げることができる
- サイトサンプル(音が鳴ります)
- http://www.namolibrennet.com/fr_home.cfm
- http://www.karynwhittemore.com/fr_home.cfm
【ウィジェット】(無料・有料)
- カスタマイズ可能な多機能型ウィジェットを作ることができる。
- 無料版 - Reverbnationへのリンクがデフォルトで表示される
- 有料版 - 月額2.95ドルでそのリンクを外すことができる
【口コミキャンペーン】(無料)
- 自分のファンにミッションを与え、上位のファンにプレゼントをすることで無料で口コミをしてもらう仕組みとなっている。
【[ショップ】(無料)
- 各種グッズ、CD、MP3、着うたなどを販売することができる。
- グッズはReverbnationを通して作ることができる。
- CDもプレスオーダーすることができる。
- ライブに持っていく分を自らオーダーすることもできる
- フェイスブックなどと連携することも可能
【ライブ会場検索】(無料)
- 指定した地域のライブ会場を探すことができる。
【ウェブプレーヤー】
- アーティストのページ右上にプレーヤーが有り、曲をクリックするとそこで再生する
- 欠点としてはReverbnationのページを複数タブで開いているとややこしくなる。
- その反面Myspaceではプレーヤーをポップアップウィンドウ型にすることによってその問題を解決している。
【ストアリンク】(無料)
- 各種オンラインストアへのリンクを自分のプロフィールに張ることができる
【広告収益還元】(無料)
- ReverbNationの広告収益をアーティストの実績に応じて還元している。
【ラジオ】(無料)
- 右上のプレーヤーで曲を再生した後、ランダムアーティストの楽曲が再生される
- これをラジオと呼び、停止ボタンを押さない限り延々と他のアーティストの曲がプレイされる
他サイトとの差別化:
できるだけ多くの機能を用意しようという傾向が見受けられる。
他のサイトには無いプラスαを常に見つけては加えていっているようだ。
印象:
[有料機能への誘導]
各種有料機能に関しては基本的に30日間の無料お試しができるのだが
誘導の仕方が「無料」を謳っていて結局「有料」な所が印象が悪い。
モバイルAppなどは、アーティストにアプリ用の画像のアップロードや
プロフィール文を書かせた上で、初めて値段を表示するというあまりほめられるやり方ではなかった。
まとめ:
サイトやグッズ、CDやモバイルアプリの製作。
これらを全て一つの場所でできるようにしているため
アーティストにとってのワンストッププラットフォームになっていると思う。