011:Onesheet - 複数のプラットフォームのコンテンツをひとつのページに見やすくまとめるアカウント集約型サイト
ケーススタディ#011:Onesheet
公式サイト:http://www.onesheet.com
タイプ:アカウント集約型
アーティスト登録方式:自主登録型
解説動画:
Onesheetとは:
Onesheetはアーティストや映画作品に関連するサイトをひとつのページにまとめることに特化したサービスである。
その名の通り1ページ構成のサイトに、各種ウェブサービスに投稿しているコンテンツをまとめることができる。
具体的にはブラウザにフル表示された背景写真にTwitterやFacebookなど各種ウェブサービスのを配置、
各種サービスの埋め込み型プレーヤーを中央に置くことができる。
また、各ウェブサービスはリンクを押すとAPIを利用してOnesheetのサイト内で表示される。
連動サービス:
- YouTube
- Vimeo
- SoundCloud
- BandCamp
- ReverbNation
- iTunes
- Rdio
- Topspin
ビジネスモデル:
無料版と有料のPro版が存在する。
Onesheet(無料):
Onesheet Pro($4.99/月):
- 連動できるサービスの数に制限が無くなる
- メールマガジンサインアップフォーム
- コンタクト用メールフォーム
- Onesheetのロゴを消す
印象:
通常、アーティストが登録しているウェブサービスについての情報はごちゃごちゃに成りがちだが
それを見事に整理してプロモーションに最適な理想形をクリエイターに無償で提供している。
ブリトニー・スピアーズなどの有名アーティストも活用している。
http://onesheet.com/britneyspears/
実際に登録してみると分かるが、多少バグが存在している。
色々なサービスと連動しているのが売りだが、
このサービスを利用する場合は各種ブラウザで
ちゃんと表示されるか確認したほうがよさそうだ。
バックイメージがブラウザ全体に広がるインターフェースは
ソニーミュージックの所属アーティストのサイトの形に似ている。
他サイトとの差別化:
各種ウェブサービスのまとめ役としてのサービスはあまり無いので着眼点としてはユニーク。
作るだけなら簡単に作れるので、公式サイトのサブサイト的な役割で使えるかもしれない。
もうひとつユニークな点としては、ブラウザのウィンドウをどのサイズにしても、
常に背景やプレーヤーが見えるように自動調整するところだ。
まとめ:
色んなウェブサービスに登録していると見ている側は
全部のプラットフォームで起こっていることを把握しようとすると
情報が散乱している分時間も手間も掛かる。
それを集約する役割を持つこのサイトは、見ている側の時間を節約するだけでなく、
ファンを増やすことにも繋げる要素を持っていると思う。
なぜかというと見ている側が持っているサービスのアカウントは限られているが
このサイトであれば、どれか一つでもアーティストとユーザーの両方が共通して使っているサイトがあれば
そこで繋がることができるため、ファンになる可能性がある人を繋ぎとめやすいだろう。